「人のセックスを笑うな」という映画をご存知でしょうか?
映画も原作も目を通したヒメネー様です♡
大好きな作品ですが、ツッコミ所も多く、中でもヒロインのユリがヒデェ女なので分析しようかと思います!
人のセックスを笑うなの話
通称が人セク。原作は山崎ナオコーラ先生で、タイトルもペンネームも個性を爆発させてます。小説の文体もかなり独特です。
ストーリーは、19歳の男子大学生のみるめ(松山ケンイチ)と39歳の美術の非常勤講師の講師のユリ(永作博美)の歳の差ラブストーリーです。
話の流れ、雰囲気、2人のやりとりは可愛いのですが、冷静な目で見ると生徒に手を出した教師の不倫物語でパンチが効いてます。
オマケに最後は連絡がつかなくなり男子大学生側がで振られるという哀れすぎる終わり方をします。熟女に弄ばれた若者が出会いからポイ捨てされるまでを別の意味で切なく描いてます。
ヒロインのユリについて
39歳の美術非常勤講師で既婚者。映画では小悪魔な魅力がたっぷりな永作博美さんがキュートに演じてましたが、原作は別に美女でもなんでもない普通の熟女です。
男子大学生を弄んだのだから絶世美女かと思ったら、小説ではただの熟女で拍子抜けした人もいるでしょう。実物は永作博美さんとかけ離れていると思います。
- みるめをモデルとしてアトリエに呼ぶ
- みるめを裸にさせて関係を持つ
- みるめを狙った理由が「触りたかったから」
- 学校内でもやりまくる
- 既婚者を隠して男子生徒と付き合う
- 自宅に男子生徒をあげて旦那に紹介
女性誌もビックリのパワー型のダンプカー恋愛です。
完全の頭がおかしい、DQNです。駆け引き一切なし。ユリのゴリ押しスタイルに、恋愛経験がないであろう、みるめはユリの手中にまんまとハマり夢中に。なんの参考にもなりませんね!!
タイトルが過激なわりに、ヌードシーンはなし。永作博美さんの渾身の下着姿はヨレヨレで生活感が丸出しで貧相でした。世間一般がイメージする熟女の魅力で誘惑できてないです。
一言で言うと「ちんちくりん」です。
女子大生のえんちゃん
みるめのことに恋焦がれてる同級生の女の子が登場します。名前はえんちゃん。映画ではボーイッシュな雰囲気の子ですが、モテ女優の蒼井優さんが演じてるんです!
えんちゃんの性格は真面目で控え目な子です。ユリとえんちゃんだったら、断然にえんちゃん!えんちゃんは、まともだし常識あるし若いし圧倒的に優勝です!
けど、みるめは熟女でDQNなユリを選びました。
ユリのスピード感があるパワープレイに先越されたのが、えんちゃんの敗因の一つだったのは間違いないです。
年齢を差し引いてもバリバリ事故物件のユリが、えんちゃんより優れてる点はド厚かましさです!
大人の余裕や包容力で魅了するどころか、ユリはすごく子供っぽい。精神年齢は、みるめやえんちゃんより下です。けど相手に遠慮せずに無邪気に振る舞えるから、男性の心に土足で踏み込めるんです!ユリみたいな図々しい女のほうが、自分も気を使わなくて良いしリラックスできるし悪ふざけできます。
えんちゃんは遠慮や恥じらいや常識があるから心に踏み込むことができないんです。段取りとか相手の気持ちを気にするから、ユリに負けたんです。
条件的にはユリよりも断然にえんちゃんの方が有利でした。モテそうだし良い子なのに、男性となかなか発展できない女性は、えんちゃんのように踏み込む力が足りないです。
心にいかに踏み込めるか
「なんであんな女と付き合ってるんだろう」と思うカップルの女性側を観察すると美人かは置いといて、ワガママで遠慮しなさそうです。自分の要求をズカズカ言うから、男性は安心できるし、甘やかしてあげてる優越感や必要とされてる感を実感しやすいんだと思いますね。
美人で性格が良くても甘え下手だと、男性側も壁を感じてどう接して良いか分からなくなることがあるらしいです。
おしとやかで優しい美人な女性A子よりも、糞ワガママで自分勝手なB子のほうが良いと言う男性がいました。一緒にいて気楽なんだそうです。前者の女性は素晴らしいのは間違いないけど気を使うと言ってました。
どっちが良いかは男性の好みによりますが、「見た目に気を使ってるし、内面も悪くないのに」と悩んでる女性がいたら、ユリを観察すると良いと思います。
常識人が見ればユリは無茶苦茶で破天荒で自己中です。こういう女が恋をエンジョイできてムカつくと思います。けど、恋愛の不条理のひとつで、健気な美人よりも、DQNクズ女の方の恋愛に夢中になってしまうことが現実にもあります。
ユリは地雷女なのですが、現実にユリみたいな熟女はわりと存在してます。多くはないですけど、ああいう女はいます。人のセックスを笑うなは創作物語ですが、現実にある恋愛模様ですよ。浮世離れしてるのに大変リアリティがあります。
恋愛の理不尽を描いたという点で、「人のセックス を笑うな」は良くできてる作品だと言えますね!
ボロクソに書いてますが、私の好きな映画ベスト5に入ってますので、興味がわいた人は観てください!永作博美さん大好き!永作さんの演技が素晴らしい!